古いクロスを剥がす際には必ず細いカッターでめくります。
裏紙（古いクロスの紙）が壁に残りますが、通常のクロスの場合は裏紙の厚さがコピー用紙よりも薄いものなのでそのまま新しいクロスを貼ります。

古いクロスを剥がした後は下地の状況を見て、少しの凹みやすき間があるところにパテをヘラで平滑に仕上げていき、しばらく乾燥させます。
その時の職人さんの判断で工事を行います。

お選びいただいたクロスの裏面には専用の機械で糊付けをします。材料によっては糊の量を調節する必要があるので細かく設定します。
全ての面に均等に糊が付くように専用の機械を使うのでムラのない状態で美しい仕上がりになります。

ここが職人の腕の見せ所！
糊付けし、裁断したクロスを壁面に張っていきます。壁紙と壁面の間に空気が入ると後々、剥がれや浮きの原因になるので、しっかりと密着するように細心の注意を払います。